しなりおぷれい

【第5回SRC学園コンペ】
ものすごい勢いでネタバレしてますんで
 
【学園全域停電中!】 制作:マイヤーさん
細かい演出はいいし、冒頭のテンポもいい。
恐ろしいモンスターかと思ったら、するくくんで笑った
が、直後そのハニーフェイスに地獄に突き落とされました
すいません、戦闘かなりキツいです
後々見直してみると、千凪が綺麗にパワーアップしていけるような
配置になっていることにはなっているのですが
彼女自身が避ける為、パワーアップするためには
高確率でクイックロードが必要になるのが……
ただ、ここはザコの命中を上げると、結局千凪や
他のメンバーの生存率も大きく下がるので難しいところなんでしょうが。
 
 
【葵】 制作:深緑の鼓動さん
演出は丁寧、人形劇も場所表示の仕方も良かったです
個人的に不良がワラワラ出てくるのが
しっかりワラワラ出てきてて凄い良かったです
 
ただ、お話は色々惜しいかなー
凪と未早矢が初対面で、こういう流れになったっていうのが
ちょっと分かりにくかったり
あれだったら、元々2人が顔見知りであることにして
凪をただの「少女」という名前にし
凪(少女)が「今日はどんな話をしてくれるの?」って振って
それで未早矢が話し始める、っていう方が
流れとしては綺麗になったんじゃな気がしました。
それと、話が葵と未早矢の2人が主人公な感じで
何処に主観が置かれてるかが分かりにくかったのが……
いっそ戦闘に未早矢も出して手助け、って形にして出してあげて
もうちょっと話に関わってもよかったんじゃないかなー。
あと、お題がどうしても太陽っぽくなかったのが、
どうしても向日葵って感じになってしまってたのが。
直球だけど、ここは葵のことを「太陽みたいな子だった」みたいな
表現の仕方をした方が良かった気がしました、お題的には。
 
あとは戦闘終了後に
葵とおでこの人の勝負の所でWhiteOutがかかるんですが
あの後、多分エピローグに以降するので
味方の精神ボーナスによる経験値獲得が表示されてしまってたんですが
タイミング上、ちょっと醒めてしまいました。
WhiteOutの後、一端Hideして、味方を全て撤退させて
それからエピローグに移行する、とした方がいいと思います。
 
 
【太陽は答えない】 制作:ヒガタさん
実にノベルです
話は面白かった、お題の捉え方も良かった
セミの鳴き声がBGMなのも良かったし
最後のイベント画を挟むところも良かった
ただ、ちょっと視覚的には今ひとつな感じでした。
絵が無いのも最後の太陽を生かす為と分かってはいるんですが
ちょっと、物足りなさというか……。
SRCより、本で読みたかった感じというか
 
 
【FreezingSun】 制作:シャアペンさん
話の流れは嫌いではないです
ただ、どうにも会話だけでつらつらいきすぎかなー
黒画面に白文字での場所表記だけだったのと
特に間が置かれてなかったので
イマイチ場面転換や雰囲気が変わった時の間とかも無く。
前半ラウンド終了時のアメリアのセリフも
あれだけの主張なら、最後の方は「」で
大きくして、変化をつけても良かったんじゃないかなー
というのも、あの主張の所はちょっと長かったので
いっそ途中からもう攻撃を始めるとかして、変化をおけば
少しは長さの問題を緩和できたんじゃないかなーと。
それから、説明台詞がちょっと目につく箇所が
何カ所かあったのが気になりました

Talk アメリア(怒り)
この世界から夏を消す計画を邪魔して;くれるなんて、いい度胸じゃないの……

これなんかも、「私の計画を邪魔〜」だけでいい気が。
 
あと、戦闘終了後、スティンとハイネが
置いてかれてたのが違和感あったかなー
もしおいていくんだったら、黒崎も一緒においていって
2人っきりの方が良かった気が……
なんというか、優貴が1人でアメリアを説得してた方が
あの展開はスッキリいった気もしますし
 
 
【7thday】 制作:パンさん
細かい演出が凄い、机から携帯を取るシーンとか
本を積み重ねたり、殺されるトコとかも
色々工夫されてて実にサスペンスでした。
最後が呆気なかったけど、この場合、これは効果的だったんだろうなー
しかし、後味は何とも言えない。
最初にプレイしたのがこの作品で良かった
 
ただ、美咲のモノローグは所々どうしても長くなりがちだったので
例えば――

わたし達はその後、すぐに走って寮に帰り、;厳重に戸締りを確認すると、肩を寄せ合い;震えながら眠った。

なぜわたし達が、殺されなくてはいけないのか?
理不尽な思いに駆られながらも、;犯人に対抗する手段を探すため、わたし達は;行動を開始した。

そして、決定的な対抗策は見つからないまま、;無情にも太陽は沈もうとしていた。

こういう部分は、そこまでからちょっと変えて
画面にゆっくり表示するような方法でやって
変化をつけてみると、良くなったんじゃないかなーと思いました。
 
しかし、犯人の手作業はアレだなー
ポルナレフで遊んでたDIO様を思い出した、地道な作業だ
本人はやってる間、楽しくてしょうがなかったんだろうけど
 
 
【結3条植物園】 制作:高野M明さん
正直意外だった、今回のコンペの中で一番アツくなりました
いや以前もシロイユメの時にアツくさせてもらってましたが。
相変わらずイヂメ描写が上手い。
ギャグの部分は合う合わないはあると思う。
戦闘は回復役もいるので楽ちん
後半は27ターンかけた引きこもり戦術で圧勝
回想を挟むタイミングも上手い
あと、いつもなんですがカットインを表示するタイミングもいいなー
一番効果的な所にガツンと表示するから、それが生きてくる。
 
前にも書きましたが、人は選ぶと思います
このノリが合う合わないもあるだろうし。
圧倒的な個性の結果だと思うんですよねー、こういうのって
 
個人的には結の愛を太陽としていたのが、今回のコンペの中で
お題を一番いい感じに扱ってたなーと感じました。