第3回SRC学園シナリオコンペやりました
感想をズダーっと

 
【駆け抜けた、その先に……】:木藤さん
上手くいってたところから挫折して捻くれた人の話
実に直球タイプ、いわゆる王道的な展開と見せかけて
最後でまさかのドンデン返し
ただ、流れがちと早かったかなーという感じも
あと、描写不足というか……もう少し詠の中で葛藤がほしかったかなーと
ちょっとその辺の描写が不足してたから、若干マラソンの流れが
唐突に見えてしまいました
 
戦闘は不良の思惑を阻止、という形式で
戦国無双みたいにミッションが出てくる感じで
『行かせないぞ!』という状況を演出していたと思う
 
【シロイユメ】:高野M明さん
この作品は変化球タイプ
思っていたよりどっしりした話でした
ボロボロになりながらも戦う姿っていうのは燃えるね、うん
『這ってでも〜』はいいな、なんていうか決意と意志が
しっかり伝わってきて
あと、カットインの挿入どころが上手い
いいとこで入れるなー、やっててアツくなりました
不幸自慢は嫌いだけど、不幸を乗り越える姿は好き
 
ただ……コンペのルール上仕方ないんですが
合間に1つ間(インターミッション)があったらなー
一息にズダーっと駆け抜けるには文章量も多かったですし
ただ、誤解のないように言っておきますと
いらん部分があったというわけではないんです
ただぶっ続けでやるには長いように感じただけで
実際カットできる部分あるかなーと考えたけど
そんなものはほとんど無かったし
普通の1話完結シナリオを30分アニメや
2時間ドラマとすると、これは
ぶっ続け4時間ドラマというか、そんな感じ
 
『駆け抜けた、その先に……』と同じで
ヒロインが死ぬという終わり方でしたが
私はこっちのが好き……
彼女が自分の意志でシロを助けようと選択したからかな
ただの安っぽい悲劇ではないと感じました
っていうか悲劇と言ったらイカンのかな、そんな気すらした
面白かったです
 
【SweetsDays】:Ryu-Kさん
外角気味の直球
ナレーターを
脳内で千葉繁さんのボイスで再生しつつ
ドタバタなコメディ……もとい乙女達の戦う姿を
描いたシナリオでした、
 
オチは予想通りというか、リアルというか
実際こういう人も少なくないらしいですね
痩せようと某キャンプを頑張ったら、ムキムキになって
結果的に体重アップという
 
ここにきて1つほのぼのシナリオが出来て良かった
3作品連続人が死んだらどうしようかと
 
【42.195kmの音色】:和光住清さん
ストレート
出だしが唐突かなーと……せめて
『また走ってる』とか、ここ数日何度も見かけてるとか
何度か挨拶を交わしてるとかなら
もう少し綺麗な流れだったと思うんですが
 そこからの流れは楽しかったです
ゆっぴぃと鎧崎の2人の会話もよかった
 
戦闘は江呂井素子とのバトル
……あれだ、こっちが超ド級の破壊力ある
キャラがいないと、本当に厄介なキャラだ
……作ったの私ですが
作戦変更後は速攻で逃げた
戦闘終了後、タイトルの意味を理解
後から調べてみると、ここで鳴らした
サックスの音はわざわざ自作したもののようで
特別派手な演出はありませんでしたが
こういうところとか工夫してるなーと感じました
 
しかし、今まで多分ほとんど触れられてなかった
吹奏楽部的ネタ
自作MIDIの説明にウォームアップみたいなものと
あったってことは、和光さんも吹奏楽経験者なのかな
とりあえず、バリトンサックス重いんですよね、経験者は語る(・ω・
 
【桜花道夢の途中】:いぷしろんさん
外角いっぱいの変化球
ここまで思い切った変化球がここまで無かったことに逆にビックリ
壱悟が朧に見惚れる様はいいなー
ただ学園の設定話とか、そういうのを出すのは
あまり感心しないなー
ヘンな話、内の人がこれを捨てられるかどうかが
学園がどこを向いていくのかの別れ道になる部分だろうし
と、ちょっと脱線しつつ
 
戦闘はキツかった、ヒントの意味を
理解できない自分が憎い(笑
歪んだ愛と嫉妬に燃え上がる男は見苦しいぜ!
成敗!そんな感じで
 
なんだろう、うーん……直感、感覚的なものになりますが
何か違和感を感じるというか……
追い詰められて、壱悟が恋者へ『生きてて楽しいか?』
っていうのから始まるセリフなんですが
なんだろう、ムキになってる感じがしないというか
(一応言っておくと表情があるなしの問題ではないです)
キャラ的にはこうなのかなーという気もするけど
この後吼えるんだから、ここも吼えさせた方が
ムキになってる感じが出たような気がします
内面も外面も冷静すぎる、多分これが
壱悟というキャラを人間的に感じられなかったんだろうかな
 
【敵と書いて友と読む】:狼二世さん
直球派
ほのぼの日常系
何かをやり始めて、だんだんそれに熱中していって
それが好きになるというのは、誰でもある経験だろうなー
自分にもあったな、そういうもの……
などとほのぼのした気持ちになりつつ
 
戦闘はモンスターから逃げろーというもの
クリスタルの射程とか色々計算しつつ前進しクリア
 
面白かったというか、安心してプレイできたというか
そんな感じです、終わらせ方もベタだけど好き
友情っていいね
 
【RunTogether】:マイヤーさん
直球派
凄い速い部長さんの話
ここまでだと、狼さんもそうだったけど
こういうよくある話を丁寧に描けるのはすごいなーと
王道がただのお約束になるか、ならないかっていう部分では
地力がモノを言うんだろうなー
最後の公園を見て、そこから昔のこと思い出したりとか
最後のゴールの演出とかよかった
あと、キャラも皆ハッキリしてたなー、1話完結だけど
しっかりそれぞれの色が出てた
そしてオチに笑った、まさかあれも伏線だったとは
 
【11】:フォルさん
ストレート
猫が出てこなかったら偽者ー!と叫んでまわるところだった
しかしすぐに出てきた、やっぱりフォルさんのシナリオだった
まさかまさかの大ボス登場&エスケープ
うーん、死に底なったアンソンとか、そっちの方が良かった気がしました
最後は完全に彼女の心が完全に氷解しないのもまたいい
若い内は時間をかけて色々変わっていけばいいのさー、みたいな
 
【マラソンってなあに】:らきとさん
ナックル
発想のスケールで負けた、和むな〜……うん
とりあえず2週目で色々試してベストエンドに到達
……でもなんか、まださらに上がある気がするのは気のせいだろうか
 
【マラソングラフィティ】:むすすだ式さん
チェンジアップを投げた後のストレート
SDガンダムのマラソン大会のヤツを思い出しました
そんなどんちゃん賑やかお祭り騒ぎ
戦闘は数回ゲームオーバーになった後、攻略方法を理解しクリア
そして最後は……
なんというか、SRC学園という企画ならではのオチというか
うん、一番『マラソン』というテーマを綺麗に扱ってた気がした
 
雰囲気を楽しめれば勝ち、かな
ただ、やや内輪向け気味かなーとも思いましたが
ノリにのれれば内輪も外部も関係ナシに楽しめるとは思いましたが
 
どうでもいいですが、最後のあの応援エールで
男塾を思い出してしまった、大鐘音のエールを送れー!
ももも、もう喉がつぶれて声が出ないのにエールを……(違
 
【一般人、能力者の事情】:おずまんさん
直球
政宗くんというキャラを上手く描いてたなーと感じました
ツンツンしつつ、中身は優しい男の物語
最後、謝ってばっかりだったのが逆に
お礼ばっか、っていうのはいい変化だなー 
先生までツンツンしつつ、中身は優しい男でした
 
人形劇も丁寧で、ふすまをあけるのとか凄いなー
 
【ネームレス・ディザイア】:彩華さん
変化球
らきとさんの作品並にこの発想はなかった
う、うーーーーむ、TRPGを単語でしか知らなかった自分は
開始後の怒涛の説明ラッシュで脳がパンクしそうだ、ギャー。
まさかまさかのモノ作り人間達による
ラソンについてのトーク
最後はノベルゲーチックに……
 
色々共感できる部分があったりで面白かったです
そうかー、ああいうお題からこういうのも作れるんだなー
 
 
一番面白かったと思うのはM明さんの【シロイユメ】
一番お題を上手く使ったなーと思ったのは
むすすださんの【マラソングラフィティ】でした
正直、もっとマラソンを例えに使ったりする
シナリオが多いと思ってましたが
意外に直球派の実際のマラソン絡みのシナリオが多くて驚きました